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ホタルの飼育・繁殖の裏側をご紹介
こんにちは、魚類チームのAです。
今回もホタルの現状報告などについてご紹介をしたいと思います。
仙台うみの杜水族館では2019年より、
ゲンジボタル・ヘイケボタルの飼育・繁殖をおこなっています。
今の時期は、昨年産まれの幼虫たちと、
今年の初夏に当館で羽化したホタルが水族館で産卵し、
その後卵から孵化した幼虫たちの飼育をしております。
飼育内容としては水替え、そして餌やりになるのですが、
なかなか小さい生きものですので、
水替えと同時に小さな幼虫たちを流してしまわないように
注意するのは勿論、刺激をあまり与えないようにするなど、
一つ一つの作業には注意が必要となります。
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ホタルの飼育は危険回避とまではいきませんが、
念のため何カ所かに分散して飼育をしています。
こちらのうみの杜ラボでは、
ゲンジボタルの幼虫を発泡ケースにて飼育しており、
現在4㎜から2㎝サイズまでの幼虫を飼育しています。
ここの幼虫に与えている餌は巻貝のカワニナで、
餌となるカワニナも3カ所の水槽にて飼育をしています。
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こちらは、別室でのヘイケボタルの飼育ケースになります。
ヘイケボタルは現在全て発泡ケースにて飼育をしています。
現在2㎜から1.5㎝サイズの幼虫を飼育しています。
こちらのヘイケボタルの幼虫には、タニシをメインとして与えています。
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カワニナ同様、タニシも4か所の水槽にて飼育をしています。
今年は、水温の調整を検討し直したためか、
亡くなってしまう幼虫が少ない状況で進んでいます。
このままの流れで行けば、
来年の春先にはゲンジボタルでは2.5㎝、
ヘイケボタルでは1.5㎝サイズまでに成長した沢山の幼虫達を、
蛹(さなぎ)になるための蛹化(ようか)槽(上陸槽)に
移動する事ができると思われます。
沢山の幼虫達の成長を目指し、
幼虫と共に私も精一杯頑張って行きたいと思います。