カール採血奮闘記
皆さまこんにちは。
パフォーマンスチームのKです。
今回のブログでは、パフォーマンスチームで飼育している
バンドウイルカ「カール」についてご紹介です。
当館のバンドウイルカは、健康管理を行うために
様々な「受診動作」が出来るようにトレーニングをしております。
「受診動作」とは、採血(血を採る事)、エコー、尿検査、
呼気採取(イルカたちの吐いた息を採り、
息の中に潜む病原菌を見つける検査)、レントゲン、体温測定等…
イルカたちの健康管理のために必要な検査が出来る様、
イルカたちに協力してもらう動作の事をいいます。
(下の写真はエコーを行っている様子と、
体温測定を行っている様子です。)
「カール」も他のイルカたちと同様、
様々な「受診動作」に協力してくれます。
しかし、カールは採血が苦手なのか、
このトレーニングがあまり進んでいませんでした。
(イルカの採血は、基本的に尾びれから行います。)
しかし、採血が出来ないと「カール」が体調を崩したときに、
一体何が原因なのかを調べる手段が少なくなってしまいます。
血を調べることで得られる情報は非常に多く、重要な指標となります。
そのため、2年ほど前からトレーニングをいちからやり直し始めました。
下の写真はトレーニングの様子です。
徐々にではありますが、
定期的な採血をすることができるようになってきました!
まだまだ改善できるところはありますが、
「カール」の健康のためにも、
まだまだたくさん勉強していかなければならないなと思っています。
これからも「カール」、そしてトレーナーの成長もぜひ見守ってください。