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ライトの💡

みなさまこんにちは。
海獣ふれあいチームのEです。

昨年5月、イロワケイルカのライトが鳥羽水族館から
うみの杜へ仲間入りしてから、早いもので1年がすぎました。
主担当の私を含め4人で、ライトが当館でも健康で楽しく生活できるよう、
トレーニングを行ってきました。
一緒に過ごしていると、健気に頑張るけれど
ちょっと抜けている可愛らしい一面も垣間見えてきて、
面白い子だなぁと感じます。
実は大学時代に、鳥羽水族館で実習させていただいており、
偶然にもライトを担当させていただいていました。
当時は飼育員志望の実習生でしたが、
今度は飼育員としてまたライトに会うことができてとても嬉しく思います。

さて本題ですが、担当者別にトレーニングの種目を割り振り、
種目の完成に向けて、これまで少しずつ練習を重ねてきました。
そのなかで私は、採血という目標に向けて、
「トレーナーの左側に浮いて進みながら尾鰭を持たせてね」 ということを
教えてきました。
トレーニングの途中、ライトの「あ!こうでしょ!」というひらめき💡が
こちらへ伝わってくる場面が多々あり、
言葉が存在しなくても意思疎通できた瞬間が毎回楽しかったです。
完成した体勢がこちら↓

採血風景

ライトの尾鰭を持っているのが私で、写真手前側は当館の獣医Tさんです。当館ではイロワケイルカの採血はこのようにして実施しています。
血液検査の結果から、健康状態の把握はもちろん、
博物館施設の側面ももつ水族館の重要な役割のひとつ
「調査研究」に貢献することができます。

国内において希少な存在であるイロワケイルカの
長期的な飼育・展示に向けて、今後もさまざまなことに
取り組んでいきたいと思います。

水面で口を開けるライト


泳ぐライト