ホタルの幼虫について
こんにちは。
魚類担当のAです。
今回はゲンジボタル・ヘイケボタルの飼育状況について
お話したいと思います。
仙台うみの杜水族館では、2018年からホタルの飼育に取り組んでおります。
展示としてみなさまにご覧いただける時期は、
成虫になった時期の6月だけですが、
水族館の裏では、産卵から幼虫期、そして蛹化期から成虫になるまでの
一年を通じて飼育管理をしております。
ホタルの幼虫は、個体によって成長速度にばらつきがあり、
1年で羽化する個体もいれば2~3年かかる個体もいます。
ゲンジボタルで大きい幼虫は2.5㎝ほどですが、
小さい幼虫では2㎜くらいまでしか成長していません。
またヘイケボタルでも大きい幼虫は1.5㎝くらいありますが、
小さい幼虫だと2㎜くらいしかありません。
ちなみに、ホタルは幼虫の時期に脱皮をして大きく成長して行くのですが、ゲンジボタルは5~6回、ヘイケボタルは4回脱皮をします。
最後の脱皮を終え、充分な大きさに成長した幼虫を終齢幼虫と呼びます。
今年のホタルの特別展示「ホタルの杜」は、
6/11(土)~6/26(日)の期間で開催します。
今回初めて、ホタルの特別解説付きバックヤードツアーを開催します!
ホタルの幼虫が成虫になるまでの期間を管理する部屋にご案内し、
飼育員がホタルの生態について解説します。
特別展示「ホタルの杜」の情報はこちら↓
多くのお客さまに美しい光をご覧いただけるよう、
引き続き、ホタルたちの成長をサポートしていきます!