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松島湾のアマモ場調査

こんにちは。魚類担当のsです。
早速ですが、みなさまこの景色に見覚えがありませんか?

この写真はかの有名な日本三景松島のお写真です。
昔はココに水族館がありましたね…。

我々飼育員は松島湾へ繰り出すことがあります。
今回はそんなお仕事のお話をします!

私が担当している一つ「アマモ」です。
アマモとは、海に生える植物です。
そのため海藻ではなく、「海草」と表記されます。

当館のアマモエリアのメイン水槽では、一年中アマモを見ることができますが、その裏では結構過酷な任務があります。

当館は、NPO法人環境生態工学研究所(E-TEC)との共同で、松島湾のアマモ場の調査及び生息生物の調査や、水族館の水槽の一部を使ってアマモの生育に関する調査などを行っています。

写真は、アマモ場で引き網による生物の調査とアマモがどのくらい成長したか、スケールを用いて記録している様子です。

引き網の様子


船上の様子

さて、冒頭に載せた写真の日には、私も海に潜って、
アマモの移植や採集を行ってきました!
本当はサンゴタツを採集するという裏目標があったのですが、
全く姿を現してくれませんでした、無念。

まさか、松島の海、しかも遊覧船が横切るような場所に潜ることになるとは。
飼育員になる前は思ってもいなかったですが、アマモ場調査は好きな仕事の一つなので、楽しいです!

現在、アマモゾーンのメイン水槽で飼育しているアマモは、
私がとってきたものです!
みなさまも松島に思いをはせながら、見ていただけると嬉しいです。