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【水族館の裏側のお仕事を公開】ローター式流量計の点検清掃

みなさまこんにちは。
水処理チームのEです。
今回は水族館の裏側で活躍する「流量計」についてお話します。

水族館で流量計?「なんで!」と思われたでしょう。
流量計は、水槽ろ過循環装置の配管ラインに組み込まれています。
水槽の循環水量は、大きさによって各々決まっていて、
必ず流量計が設置されており、適正に水が流れているか測定しています。
また、流量計にはいくつかのタイプがあり、
今回はローター式の流量計について紹介いたします。

流量計、ローターフローセンサ

ローター式流量計の”ローター”とは羽根車のことです。
流量が多いほど羽根車が速く回転します。
羽根車の回転数を計測することで、流量に換算する事ができるように
なっています。

配管から取り外した羽根車


流量のアナログ指示計

ローター式流量計を長い間使っていると、飼育水の汚れや付着物等で
羽根車を汚してしまいます。羽根車が汚れると、羽根車の回転に影響を
及ぼし、正確な流量の測定できなくなってしまいます。
そのため、定期的に配管内から取り外して清掃し、
羽根車の動きを確認しています。

ちぎれたOリングと汚れた羽根車


羽根車の清掃作業


Oリングを交換し、きれいになった羽根車

今回はローターフローセンサ流量計について紹介しました。
次回は別タイプの流量計について紹介しますので、お楽しみに!

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