大錨海鼠
こんにちは!
そろそろ大き目の魚(シーバス)を釣りに行きたい魚類チームKです。
そういうわけで、
今回は大き目の生きものを一種類紹介していきたいと思います!
ところで、タイトルの漢字読めましたか?
こういう読み方をします。
"オオイカリナマコ"
暖かい海に生息しているナマコの仲間で、
日本だと沖縄によく生息しているそうです。
錨(イカリ)とは、船を水上で止めておくために、
底へ沈め、船が流されないように止める道具です。
きっとすごくおおきな錨(イカリ)を持っているから、
この名前が付いたんだ!
・・・と思いますが、実際の姿はこんな感じ---
イカリ要素はどこでしょうか…?
とても長いナマコで、3mくらいまで伸びるため、
世界最長のナマコとも呼ばれています。
見ての通り、とても長く伸びて大きく見えますね。
だから、"オオ"イカリナマコ。
ますますイカリ要素が無いように見えますが、
実はこのナマコを手で触ると…
く、くっ付いた!
感触は例えるなら、
濡れた手で凍った物に触れてくっ付いてしまい、
それを剥がすような感じです。
若干痛いです。
何故くっ付くのかというと、
イカリナマコの仲間の皮ふの下には骨片と呼ばれる細かい骨を持っており、
それが皮膚に引っかかることによってくっついているのです。
この骨片が"イカリ"の形をしているため、
"イカリ"ナマコになったんです。
ではオオイカリナマコの表面を拡大してみてみると…
よーく見ると皮ふの下に小さなイカリがありますね!
ちなみにイカリナマコの仲間は食用に向かないらしいです。
触ってみると分かるのですが、
食べられているマナマコよりも身が全くないです。
最後に別な話になりますが、
令和2年の12月から漁業法の改訂により、
ナマコの仲間は採取が禁止されていますので、
磯遊びや釣りなどでナマコの仲間を捕獲して持ち帰ると
密漁となってしまい、罰則の対象となってしまいます!
食用ではないナマコでも(もちろんオオイカリナマコも)
該当しますので、ナマコの仲間を捕まえた際は、
すぐに逃がしてあげてくださいね!