うみの杜のふゆ
こんにちは!
海獣ふれあいチームのAです!
最近温かくなってきましたが、まだまだお鍋がおいしい季節”冬”ですね。
うみの杜の冬といえば…彼です!
今回はケープペンギンの“ふゆ”を紹介します!
名前の由来
冬に生まれたから名付けたのではありません。
なぜ“ふゆ”という愛称になったのかというと、
姉弟みんな季節から愛称をつけていて、
長女が“はる”、次女が“なつ”、三女が“あき”。
4番目に生まれたからという単純な理由です。
※“はる”は、現在マクセル アクアパーク品川にいます。
ふゆの成長
ふゆは、両親が高齢だったこともあり、育雛の負担を減らすために、
飼育員が親代わりをする人工育雛で育ちました。
生まれたばかりの雛は、魚をそのまま食べることができません。
通常は親鳥が消化したものを口移しで与えるのですが、
人口育雛の場合は、アジをすり潰したミンチを与えて、
食べる練習をしていきます。
徐々にアジの切り身に変えていき、生まれて2か月後には、
アジをまるごと食べられるようになりました!
体重計だって上手に乗れます!が、体重計の上でよく鳴いていたので、
揺れて数値が安定しなく、はかるのがいつも大変でした(笑)
掃除している間も…
たくさん鳴いて、かまってアピール。
こんなに可愛く呼ばれたら、放っておけませんよね!
大きくなった今でも甘えん坊なのは変わりません…
展示デビューすると、慣れない場所で初めはおどおどしていましたが、
今ではすっかり周りのペンギンとも仲良くなっています!
ふゆの見つけ方
最後に、ふゆの見つけ方を紹介します。
左の翼に白いバンドをしています!
バンドを見れば、すぐに判別できてしまいますが、
他にも、ふゆだけのチャームポイントがあるのです。
胸元にご注目!
一般的にケープペンギンは胸元のラインが1本なのですが、
ふゆには、なぜかうっすらともう1本あるのです。
胸元に2本のラインがあるマゼランペンギンを彷彿とさせますね。
今年の換羽で、もしかしたら無くなってしまうかもしれないので、
ぜひチェックしてみてください!
みなさま、“ふゆ”の魅力は伝わりましたか?
寒い冬は苦手ですが、うみの杜の“ふゆ”は大好きです。
ご来館の際は、ぜひケープペンギンの“ふゆ”を探してみてください!