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飛ぶ鳥と飛ばない鳥の羽の違い

みなさまこんにちは。海獣ふれあいチーム新人のYです。

いきなりですが質問です!
飛ばない鳥といえば、どんな鳥を思い浮かべますか?
鳥は、ダチョウ、エミュー、フクロウ、オウムなどいますが…

飛ばない鳥といえば、
ずばり!
ペンギンではないでしょうか!

今回は空を飛ぶ鳥と飛ばない鳥の羽の違いについてご紹介します。
飛ぶ鳥の代表は、「STADIUM LIVE」で大活躍の
ルリコンゴウインコのロコ

飛ばない鳥の代表は、ケープペンギンのツバキ
1年に1度の羽の生え変わりが終わったばかりでツヤツヤです。

この2羽の羽を比較してみようと思います。

ルリコンゴウインコ

ロコの羽根

ルリコンゴウインコの翼の羽根を見てみると、
羽根が羽軸から左右非対称となっています。
この羽根は風切羽といいます。
風切羽は翼を持ちあげる時には縦になり空気を逃がし、
おろす時は横になって空気を押し返す仕組みになっており、
上昇する揚力を得ています。

ペンギン

ペンギンの羽根

一方、飛ばないペンギンの羽根は羽軸から左右対称となっています。
この羽根が高い密度で身体を覆っています。
また羽根には細かいカギ状の突起が無数にあり、
水に入ると突起が絡み合い布のようにつながります。
根元側にはふわふわとした羽根があり、
保温のため空気を含むことができます。

同じ鳥の仲間でも、羽のつくりだけでこんなに違うんです。
空を飛ぶことに適応している風切羽、
海で生活することに適応しているペンギンの羽、
どちらもとても魅力的です。

今回紹介させていただいたのは羽根というごく一部分ですが、
他にも魅力あふれる生きものたちがたくさんいますので、
ぜひ会いに来てください!

※現在、高病原性鳥インフルエンザ感染防止対策として、
 鳥類の屋外展示、パフォーマンス出演を中止しております。

みんなにも読んでほしいですか?

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