みなさまこんにちは。
今年入社したパフォーマンスチームのFです。

私たちパフォーマンスチームの新人飼育員には
最初に乗り越えなければならない試練がありました。
それは、イルカたちの個体識別です。
試練を乗り越えるために、イルカたちの観察が日課でした。
体の傷、体の色、大きさ…
個体によってさまざまな特徴があります。

観察を続ける中で、新しい発見がありました！
みなさまはイルカたちの”目”をじっくりと観察したことはありますか？
イルカたちの”目”、
よく見ると、とっても個性が溢れているんです！

今回はそんなイルカたちの”目”についてご紹介します。

まずはこちら。さてどのイルカの目でしょうか。

こちらのぱっちりした目、
正解は「スノーウィー」です。

続いてはこちらです。

みなさま分かりましたか？
正解はカールです。
スノーウィーと比べるとちょっぴり伏目がちで、
どこか眠たそうな目をしていますよね。

イルカたちの目はそれぞれこんなにも違いがあるんです。
私も入社する前は気がつきませんでした。
うみの杜スタジアムには、
バンドウイルカのスノーウィー、カール以外にも
コーラルとリングという仲間もいます。
当館へお越しになった際には、
コーラルとリングの目も観察してみてください！
イルカたちもこちらを見つめ返してくれるかもしれません。

ちなみにイルカたちの視力は、水中では約0.1、空気中では約0.08です。
視力0.1とは私たちが行う視力検査の一番上のマークが見えるくらいです。
私たち人間なら、コンタクトレンズやメガネなしで生活するのは、
苦労しそうです。
しかし、イルカたちはパフォーマンスの時にトレーナーの出す
細かなサインをしっかりと識別しています。すごいですよね。

パフォーマンスでは、かっこいいジャンプやダイナミックな動きを
たくさん披露してくれるイルカたち。

パフォーマンス以外のイルカたちの姿も観察してみると、
もっと面白い発見ができるかもしれません。
ぜひスタジアムに会いに来てくださいね！